不定期連載

(気が向いた時とも言う(^-^;)


群馬支部練習日記

2002/3/2(晴れ)浜川運動公園
参加者()内は新しくやったこと、名前の順は練習に来た順

松本(崩歩拳)

本日はほとんどのメンバーから、「お休みします」の連絡をもらっていて、久々にマンツーマンか?もしかして自主練か?と思っている所にTEL。松本くんから「少し遅れます」とのこと。
時間になったので、一人で伸肩法を始めた。
今年の新年会の席で、ある兄弟弟子から「1時間伸肩法だけを練習して、いろいろな感覚があった」と聞かされ、むむむむっ、と思っていたので、丁度良いから、やってみることにした。
ボクの中では伸肩法は二種類あって、一つは常松師父のもの、もう一つは、張安福師兄、王同順師兄、劉延善老師、周玉鑫老師などから習ったものをミックスしたもの。
最初は活歩で力を出すことを意識した伸肩法を行った。もう結構やったかな?と思い時計を見るとまだ10~15分、あれ?って感じ。そのまましばらく続け、30分を過ぎる頃に、師父式の伸肩法に切り替える。こちらはどちらかというと、身体を練る事を目的としたタイプな気がする。澤井健一先生が、生前仰っていた「陶器を作るため、まずは粘土をこねる」ような感じ。ゆっくりめで、粘っこく行う。この伸肩法を行うと、掌全体にピリピリ感、膨張感をボクは感じる。そう感じ出したのは、いつ頃からだろうか?ボクの中ではそれは「気」として捉えている。とは言え、だからそれが何?ってなもんだ。他人に証明することもできないものだ。
天気の良い公園での練習。いろいろな人が通る。鳥や犬も来る。それらに意識がいっちゃうと、ピリピリ感、膨張感も薄れてしまう。正面に遠くの木を見据え、引っ張る~、推す~とイメージする。この頃になると脚が少々辛くなってきていたので(太りすぎてるからだな)、基本的に定歩で行い、時々歩を進めるというやり方に変更。反伸肩が突如やりたくなって、時折混ぜたりしながら。まぁ、いつもと変わらんなと思い始めた頃、ふと気づくと下腹部にかなりの熱感がある。もしかしてオシッコもらしたっ?!と思うような感じも(でもしてなかった)。掌も中心部に丸く熱感がある。これらはかつて経験したことのないことだ。身体中から力がみなぎるような感じもあり、もっと早く動きたくなり、全体の速度があがり、脚も素早い活歩になる。このあたりで50~60分と言ったところ。確かに何かが違うと感じる。1時間伸肩法やって疲れたという感じはなく、妙に気持ちが良い状態。そのまま、休まず、五行掌単式を一通りやり、揺腰法、また伸肩法と続け、このまま終わるのはもったいない気がして、しばし、高い馬歩での站椿功。なんだかひじょ~に気持ちが良い。
果たしてこれは1時間伸肩法の効果なのか?それとも単なる錯覚か?またやってみるしかないだろう。

竹影清風 わたる/新井 亘 2002.03.02