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伸肩法は通背之母と言われるほど重要な基本功であり、通背功とも言う。(套路の通背功とは別)
伸肩法には大伸肩法、落手伸肩法、起伏伸肩法、反背伸肩法の四種類があり、最初は定歩で練習し、慣れるに従い前後に、さらには斜めに移動しながら行う。通背門の練習は迅速に行うものが多いが、この伸肩法は、太極拳のように自然な呼吸に合わせて、ゆっくりと行う。ゆっくりと行う事により、通背動作や圧、推、滾、落等の力を意識し、いつでも変化できる微妙で繊細な力を養う。
昔はいくつかの基本功とこの伸肩法だけを何年も行ったそうである。 |